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レースの出場には、基本的にライセンスが必要になる。これはレーシングカートでも自動車レースでもかわらない。
カートレースのライセンスは、日本自動車連盟(JAF)が発給している。
JAF発給のカートライセンスは、10~15歳が対象の「ジュニア」と15歳以上が対象の「シニア」に大別される。
レースの実績に応じて、ジュニアでは3段階、シニアでは5段階のグレードを設定。このグレードによって、出場できるレースが変わってくる。
もうひとつのカートライセンスといえるものが、SLカートスポーツ機構(SLO)が発給するSLメンバーズカード。
これはSLカートクラブの会員証なのだが、カートの世界ではライセンスと同様の価値を認められており、「SLライセンス」という別称で呼ばれることが多い。
SLメンバーズカードも、年齢やレースの実績に応じて4段階のグレードが設定されている。
さらにサーキットによっては、そのサーキットを走ることを認める許可書を独自に発行しているところもある。この許可書は一般的に「サーキットライセンス」と呼ばれる。
レース出場でもスポーツ走行でも、サーキットを走る際にはJAFカートライセンス/SLメンバーズカード/サーキットライセンスのいずれかの提示を求められることが多い。
ライセンスは、自分が安全にサーキットを走れることを示す、いわばカートドライバーの“証明書”。カートを始める際には、ぜひ取得しておきたいものだ。
JAFカートライセンスやSLメンバーズカードは、カートコースやカートショップで開催されるライセンス講習会を受講すれば取得できる。
この講習会は、一度でJAFカートライセンスとSLメンバーズカードを同時に取得できるものが多い。ただしライセンス(メンバーズカード)の発給には、それぞれの発給料が必要になる。
ライセンス講習会は基本的に、午前に座学を、午後に実技を行なって、一日で終了する。
年齢などの受講条件を満たしていれば、自動車運転免許書などの特別な資格は必要なく、誰でも受講することができる。
座学では、レーシングカートの簡単な構造、サーキット走行やレースのルールとマナーなど、カートの基礎知識がレクチャーされる。これらはいずれも、サーキットを走るに当たって必要な知識だ。
座学の最後には筆記テストが行なわれることもある。ただし、これは講義をしっかり聴いていれば誰でも回答できるレベルのものなので、心配は不要だ。
お昼休みをはさんで、午後からは実技の時間。初心者用のカートに乗って、実際にサーキットを走行する。
服装は長ソデ・長ズボン・スポーツシューズであればOK。ヘルメットとグローブは会場で貸してくれる。
実技でチェックされるのは、座学で学んだ知識に従って安全に走れるかどうか。速さは関係ない。
走行中には、コースサイドのスタッフからフラッグが示されて、そのフラッグの意味どおりに行動できるか試されることもある。あわてず落ち着いて行動しよう。
サーキットライセンスの取得方法はサーキットごとに異なるのだが、こちらも講習会を受講して発給を受けるスタイルが多い。
この講習会も、JAFカートライセンスやSLメンバーズカードの講習会と同様に、サーキットを安全に走るための知識を学んで体験するだけの簡単なものだ。
ライセンス講習会が終了したら、あとはライセンスが郵送されてくるのを待つのみ。
サーキットへ走りに出かける時は、せっかく取ったライセンスを忘れずに持っていこう。
(財)スポーツ安全協会が契約者となり、加入手続きを行ったアマチュアの社会教育団体を被保険者として、東京海上火災保険(株)を幹事会社とする損害保険会社10社との間に傷害保険を一括契約する補償制度です。
SLO加入カートランドで開催されるカートレースと練習走行に参加するドライバー、ピットクルー、エントラントなどを保険加入対象者としSLO加盟カーとランドにおける団体管理下の練習走行、カートレース、イベント等で発生した障害事故の補償が対象となります。
※保険金額や加入登録の費用については、SLカートスポーツ機構の公式ホームページをご覧下さい。